「be frowned upon」の意味は?
今回は「be frowned upon」という表現を紹介していきたいと思います。
まず、この表現は「frown upon」の受動態ということにお気づきでしょうか?「frown upon ~」という能動態よりも、実際には「~ be frowned upon」のような受動態がよく使われるため、ここでのタイトルも受動態表現にさせていただきました。
さて、ここでのポイントは「frown upon ~」という句動詞です。「frown」は「しかめっ面をする」「眉をひそめる」、「upon」は「~の上に」を意味するので、「frown upon ~」で「~に眉をひそめる」「~にしかめっ面をする」を表します。
これが受動態の「~ be frowned upon」になると「~はしかめっ面をされる」「~は眉をひそめられる」と直訳されますが、分かりやすい日本語にするとこんな感じ。
「ひんしゅくを買う」
「嫌な顔をされる」
迷惑なことをすれば周りの人達から変な目で見られたりしますよね。そんな時に頻出の英語表現です。
それでは文中での使い方も見ていきましょう。
「be frowned upon」の使い方は?
【例1】
Hey! You can’t do that here! That kind of behaviors will be frowned upon.
(おい!ここでそれやっちゃだめ!そういう行動はひんしゅく買うから。)
【例2】
A : What’s the biggest culture shock for you during your stay in Japan?
(日本の滞在中、何が一番のカルチャーショックだった?)
B : I have many, but probably the etiquette on the train.
(たくさんあるけど、電車でのエチケットかな。)
A : Can you elaborate on that?
(詳しく言ってくれるかい?)
B : Well, I was on a train the other day, talking on the phone, not knowing it’s againt the unwritten rules here.
(そうだね、先日電車に乗ってて、ここの暗黙のルールと知らずに電話でしゃべってたんだよ。)
A : Oh, I see where this is going.
(あぁ、話がどうなるか分かったぞ。)
B : Yeah. I learned that not just talking on the phone but chatting with someone in a loud voice on public transportation is really frowned upon in Japan.
(そう。日本では、公共交通機関では電話で話すだけじゃなく、大声で誰かとおしゃべりすることも本当に嫌な顔をされると分かったよ。)
*「elaborate on」:「~を詳しく説明する」の意。
*「not knowing (that)」:「~とは知らずに」の意。
*「unwritten rule」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
まとめ
いかがでしたでしょうか?「ひんしゅくを買う」を直接英語に翻訳したくても絶対できないと思いますので、今回のフレーズはそのまま覚えておくのが一番ですね。
既に軽く触れた通り、通常は例文のように主に受動態で使用されますが、まれに能動態の「frown upon ~」の形でも登場するということも押さえておきましょう。
余談ですが、「frown」関連で最後に一つ。しかめっ面をした人の「眉間のしわ」のことを英語で「frown lines」(または「scowl lines」)と言うんです。余力のある方は覚えておいてくださいね!
それではまた次回!
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