「FYI」の意味は?
今回は、頭字語「FYI」を紹介していきます。ビジネスメールでは毎日のようにお目に掛かる上に、ちょっとしたチャットメッセージや会話でも使える超重要表現です。
これは、「For Your Information」の頭字語で、直訳すれば「あなたの情報のために」となり、自然な日本語にするとこんなニュアンスです。
「参考まで」/「情報として」
「ちなみに」
メールでも会話でも、相手に何らかの情報を提供する際、例えば、ちょっとした参考資料を添付したり、それほど重要ではないものの、一応相手の耳に入れておきたいような内容をシェアする際に付け加えられます。
発音としては、そのまま「フォー・ユァ・インフォメーション」と発音しても良いですし、カジュアルな場面であれば「エフ・ワイ・アイ」と言われることもあります。
意味が分かったところで使い方も見ていきましょう。
「FYI」の使い方は?
【例1】<e-mailにて>
Hi Daniel,
(ダニエルへ)
FYI, please find the attached document.
(参考まで、添付の資料をご確認ください。)
Thanks, Peter
(ピーター)
【例2】
A : I’ve just finished creating the slide deck for next week’s in-house presentation.
(来週の社内プレゼンのパワポちょうど資料完成したよ。)
B : Good job! You must have put in a lot of time and effort in it. Oh, just an FYI, the President told me he’s interested and he will be joining us.
(頑張ったね!相当頑張ったんじゃないかな。ちなみにだけど、社長が興味があるようでプレゼンに参加するってさ。)
A : That puts a lot of pressure on me… I need to make sure my presentation is perfect.
(それはプレッシャーだな… 完璧なプレゼンにしないと。)
*このダイアローグでは、「ちなみにだけど」と口語的に訳してみた。会話で「FYI」が使われる場合は親しい関係の中で用いられることが多く、「参考まで」という訳が合致しないためである。
*「slide deck」:「パワポ資料」の意。
*「in-house」:「社内の」「組織内の」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ビジネスシーンでは略語がとても多く使われますが、今回はその中でも特に使用頻度の高い表現でした。私も現役時代は毎日のように使っていたのを覚えています。
とても便利ですので、みなさんも日々の仕事の中で使ってみてくださいね!
それではまた次回!
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