「golden goose」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

ワンランク上の英語関連

「golden goose」の意味は?

今回は、ワンランク上の英語表現から「golden goose」を紹介していきます。ドラマや映画、もちろん日常会話からオフィスシーンまで幅広く聞かれる表現です。ぜひここで覚えていってくださいね!それでは早速見ていきましょう。

まずは単語を確認、「golden」は「黄金の」「金の」、「goose」は「ガチョウ」ですので、全体の直訳は「金のガチョウ」ですね。これは実は元々「goose that lays golden eggs」(金の卵を産むガチョウ)を省略したものなのですが、もう何となくこれが何を意味するのかお分かりですね。

金のなる木

際限なく利益を生み続けるもの

でした。

実はこれ、イソップ寓話の一つ「ガチョウと黄金の卵」から派生したイディオムなのです。

簡単にそのストーリーを説明すると、とある農夫とその妻は、毎日一個の金の卵を産むガチョウを飼っていたのですが、一度にもっと多くの金の卵を手に入れたいという欲に駆られそのガチョウを殺すものの、そのガチョウの中には何もなかったというお話です。つまり、欲の危険性、そして今持っているものに満足することの重要性を描いているんですね。

何となく全体像が見えたところで、使い方を見ていきましょう!

「golden goose」の使い方は?

【例1】

A : Can I take a look at your portfolio?
(君のポートフォリオを見せてもらっていいかい?)

B : Sure, but I haven’t touched it in a long while…
(もちろん、でもしばらく触ってないなぁ…)

A : Oh, you’ve owned the stock of XYZ corporation for 30 years!?
(あれ、30年間もXYZ社の株所有してるんだ!?)

B : Yeah, I’m a long-term investor, and I forgot I still had it.
(そうだね、長期投資家なんでね、まだ持ってるのも忘れてたよ。)

A : And what!? It has a huge amount of unrealized gains! Look at this!
(なに!?すごい含み益だぞ!見てみてよ!)

B : Wow, I think it’s about time to sell, then.
(おぉ、それじゃそろそろ売る頃かな。)

A : No, don’t do it. The dividend yield is almost whopping 20% now. Selling it is like killing the golden goose.
(いや、売っちゃだめだ。配当利回りが今や20%だよ!?売ったら金の卵を産むガチョウを殺すようなもんだ。)

*「unrealized gain」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!

*「dividend」の詳細は ⇒ ⇒こちらから!

*「yield」:ここでは「収益」「利回り」の意。

【例2】

A : We need to talk about Mike. He’s considering moving to another company. We can’t afford to lose him.
(マイクの話だが。彼は他社への転職を検討しているようだな。彼を手放すわけにはいかないぞ。)

B : Absolutely. He’s been our golden goose, bringing in a significant portion of our revenue. If he leaves…
(もちろんだ。彼は我が社の収益の多くを稼ぐ、いわば金のなる木だ。もし彼がいなくなれば…)

A : What about offering him some golden handcuffs, like a substantial bonus and stock options, maybe?
(相当のボーナス、ストックオプションの特別優遇を与えるのはどうだろうか。)

B : That’s an option, I guess.
(それも手だな。)

*「golden handcuffs」:直訳は「金の手錠」、優秀な社員を繋ぎとめるために与える特別優遇を意味する。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は例文が若干難しい内容になってしまいましたが、イディオム自体はイメージがしやすく非常に覚えやすかったと思います。

【例1】で取り上げたように、目先の利益に目がくらんで将来の利益を犠牲にすることを表して「kill the golden goose」というフレーズをよく目にします。このまま覚えておいて損は無いと思います。

それではまた次回!Adios!

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