「work ethic」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「work ethic」の意味は?

日本語では「労働倫理」と訳されるのですが、この言葉にあまり馴染みがない方が多いのではないでしょうか。もう少し分かりやすい言葉で言うと「勤務態度」と言い換えられると思います。
結果主義で言うところの”パフォーマンス”とは逆の概念ですね。

海外ではビジネスシーンでは日常的に使われる表現です。「work ethic」の高い従業員は非常に重宝されますし、hiring manager(面接官)はなるべくこういう労働者を雇いたいと思っています。

具体的に何を持って「work ethic」と言うかは非常に曖昧で、業界、会社、人によって定義も使い方も違ってくるのが実際のところです。

ですが、いくつか例を挙げておくと、「きちんと出勤する」「時間に厳しい」「急な残業にも対応する」「欠席が出てもカバーに入る」「不満を言わずに働く」「ホウ・レン・ソウが上手く上司に心配をかけない」「身だしなみが良い」「後輩の模範となる」「変化に柔軟に対応する」「会社の利益を考え行動する」等々、挙げればきりがありませんが、労働における姿勢の部分であり、良い仕事をする上での大前提の部分ですね。

「work ethic」の使い方は?

例1
A:Which would you choose to hire as a leader? A high performer with a weak work ethic or a low performer with a strong work ethic?
(リーダーとして、労働倫理が低いハイパフォーマーと労働倫理が高いがローパフォーマーのどちらを雇うことを選びますか?)
No-brainer. I’d go for the latter. I only have to transfer my skills to them, which is much easier than improving their work ethic.
(考えるまでもない。後者だね。彼らにはスキルを与えればいいだけだからね、労働倫理を改善するより全然簡単だよ。)

*「no-brainer」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「no-brainer」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

*「only have to」:「~するだけで良い」の意。「have to」(~する必要がある/しなければならない)を「only」で協調した形。

例2
In a workplace where there’s a bunch of employees with a low work ethic, you will experience a lot of drama all the time.
(労働倫理の低い従業員が多い職場は、いつも多くの問題が絶えないだろう。)

*「drama」:「劇的な事件/出来事」「(好ましくない)騒ぎ」「揉め事」の意。ビジネスシーンでは、人間関係や仕事上のトラブルなど広い揉め事を指す。

まとめ

ちなみに、良い「work ethic」は「strong work ethic」と表現し、「good」や「high」で修飾されることもあります。反対に悪い「work ethic」は「weak work ethic」で、「bad」や「low」も使えます

個人的な意見ですが、会社にどれだけ実績だけ作れる人材がいても、彼らのwork ethicが低い場合には、最終的に物事が上手くいかない事がほとんどだと思います。
最初は実績が出せなくてもwork ethicの高い従業員を育て、彼らに仕事を教えるという順番が正攻法だと思います。

特に、海外で外国人と一緒に働くことがあるという方は、結構な頻度で耳にする言葉だと思いますので、ぜひ覚えておいてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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