「ASAP」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

ビジネス英語関連

「ASAP」の意味は?

今回のイディオムは、日常会話でもビジネスシーンでも、聞かない日は無いと言っても過言ではないくらいお目に掛かる表現の一つです。

そもそもこれ、「As Soon As Possible」(なるべく早く/可能な限り早く)の頭文字を取ったものなのですが、多くの場合、「ASAP」「A.S.A.P」や「asap」のように省略されて使用されます
学校英語・試験英語では使われることはありませんのでご注意を。

読み方としては、アルファベットを一つずつ読む「エィ・エス・エィ・ピー」や「エイサップ」と発音されます。

かなりカジュアルな表現なので、ビジネスの正式文書には使うことができません。
しかし、担当者レベルのメールのやり取りや、かなり正式な打ち合わせと言うわけでなければ、何の問題もなく使うことができますので、かなりカバー範囲は広いと言えるでしょう。
丁寧に使いたい場合は、やはり「as soon as possible」と書くべき、そして、言うべきです。

歌手の宇多田ヒカルさんの曲にも「A.S.A.P」というものがありましたね。

実際の使い方を見ていきましょう!

「ASAP」の使い方は?

例1
Can you get back to me on that ASAP?
(それについてなるべく早く返信もらえるかい?)

*「get back to」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「get back to」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

例2(テキストメッセージで)
Waiting for ur call, asap!
(なる早、電話待ってます!)

*「ur」:「your」の省略形。カジュアルな、特にテキストメッセージなどで使われる。

まとめ

この表現、ビジネスシーンでも問題なく使えると申し上げましたが、ビジネスパーソンとしては若干プロフェッショナルとは言えない表現かもしれません。

やはり、環境や文化、宗教や商慣習が違う外国人と仕事をするのであれば、「ASAP」(なる早で)という曖昧な表現を使うのではなく、きちんとタイムリミットを定めてあげる、提出を依頼するなら「いつまでに」と設定することで、スムーズに仕事を進めて行けるし、ビジネスにおいて良い関係を築けるものだと思います。

私自身、ビジネスシーンでASAPを使い、自分の望むスピード感を持って相手から報告が来ない、求めたものが出てこないという経験を何度もしたのを思い出します。

日本人は、「いつまでにって言いづらいな」「期限を定めたら気分を害してしまわないかな」などと考えてしまいがちです。
それは、日本には相手の気持ちや考えを察するという超高度な文明・文化が根付いているためですが、外国人と仕事をする際には、この部分は一度忘れ、誤解が無いように伝えるという事にフォーカスすべきですね。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

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