「learned helplessness」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「learned helplessness」の意味は?

今回は心理学用語から紹介させていただきたいと思います。

まず「learned helplessness」とは、日本語では「学習性無力感」と訳されていますが、これは、人を含め動物は、長期間何らかのストレスを与えられ、それが回避不可能と察した時、そのストレスから逃れたり打開したりする努力すらしなくなってしまうという現象を指します。

子供の例を挙げると、例えば自分の意志や考えがあるのに、何を言っても親に否定し続けられた結果、自分の気持ちを表せなくなった精神状態や、会社で言えば、初めのうちはやる気に溢れ、会社の悪い部分を直そうと燃えていたのに、その原因が実は会社の組織的な欠点(経営陣の意向やむしろその上の意向であったりして)のために何を言ってもやっても無駄だと察した時に無気力になってしまう状態です。
実際に経験されていない方でも何となくこういう事態を想像できるかと思います。

「learned helplessness」の使い方は?

例1
Everyone used to be highly motivated here, but things have changed since our company was bought out two years ago. They all seem to be feeling learned helplessness now.
(皆ここではとてもモチベーションが高かったが、2年前に会社が買収されて以来、物事が変わってしまった。今では彼らは皆、学習性無力感を感じているようだ。)

例2
Learned helplessness in children caused by controlling parents is something that prevents them from becoming independent.
(支配的な親により引き起こされる子供の学習性無力感は、彼らの自立を妨げるものである。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「学習性無気力」という現象を理解していれば、例えば子育てや部下の育成にも生かせると思うし、何よりも、仮に自分がそういう状況になった時にも、精神的ダメージも軽減できますよね。

心理学は一見堅く難しいイメージがあるのですが、実際は実生活に生かせて、自分を守ることができるテクニック(その逆も然り)や幸福感につながるような思考法に溢れているのです。

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