「slap on the wrist」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「slap on the wrist」の意味は?

今回は「slap on the wrist」という表現を紹介していきます。私がサラリーマン時代によく耳にした表現の一つです。会話で初めてこういう表現を聞くとドキッとしますし、初見ではなかなか本来の意味を推測しづらいと思いますので、ここでしっかり学んでいきましょう!

単語を確認すると、「slap」は「平手打ち」「ビシッっと打つこと」、「wrist」は「手首」ですので、全体の直訳としては「手首への平手打ち」といったところですが、これが実際にどういう意味で使われるかと言うと、

軽いお仕置き(罰)

甘い処分

です。

本来はもっと重い処分が下るべきところ、まるで手首にピシッと平手打ち程度の軽い罰程度で済んでしまうというようなシチュエーションで使われる言葉です。

それでは、ここで使い方を見ていきましょう!

「slap on the wrist」の使い方は?

【例1】

A : Did you hear Ken got caught cheating on the English exam yesterday?
(ケンが昨日英語のテストでカンニングしているのがバレたって聞いた?)

B : Really? What happened to him after that?
(ほんとに?その後彼はどうなったんだい?)

A : The teacher just gave him a slap on the wrist and warned him not to do it again.
(先生は彼にちょっとしたお咎めを与えただけで、もう二度としないよう注意しただけだった。)

*「get caught ~ing」:「~しているのが見つかる(バレる)」の意。

【例2】

A : Mike accidentally sent our confidential information to the wrong recipient by e-mail yesterday.
(昨日マイクがうっかり間違った受信者に極秘情報を送ってしまったんだ。)

B : That’s the worst slip-up you can make in the office… What was the consequense?
(オフィスでの最悪のうっかりミスだね… 彼はどうなったんだい?)

A : Surprisingly, just a slap on the wrist. Boss had a conversation with him and just explained how important it is to double-check recipients before sending e-mails. No official reprimand or suspension.
(驚いたことに、軽い説教で終わり。ボスが彼と話してメールを送る前に受信者をダブルチェックすることがどれだけ大切かを説明しただけだよ。正式な懲戒や停職はなし。)

B : Good for him.
(彼、よかったね。)

*「recipient」:「受信者」「受取人」の意。

*「slip-up」:「うっかりミス」「へま」の意。ハイフンを付けずに「slip up」とすれば「うっかりミスをする」。

*「reprimand」:ここでは名詞で「叱責」「懲戒」の意。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「slap on the wrist」の感覚を掴んでいただけたでしょうか。例文から分かるように、本来はもっと重大な処分が下されると予想されるようなケースで、意外と軽い処分で済んだという場合に使われることがほとんどです。「しっぺ」みたいなイメージで覚えやすいので、是非使えるようにしてしまいましょう!

それではこの辺で失礼します!

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