「greedflation」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「greedflation」の意味は?

少し前に、最近アメリカで問題になっている「tipflation」について紹介させていただきました。それに関連して、今回は「greedflation」という言葉を紹介していきます。

まだ「tipflation」の記事をご覧いただいていない方は是非併せてチェックしてみてください!
参考 「tipflation」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

さて、4月に入っても値上げが続いていますね(*当ページは2023年4月12日にアップしております)。家計が苦しくなったなぁと日々感じている方も多いと思います。日本だけではなく、世界中でも同様に物価は上がっておりますが、賃金が上がらない日本は他と比べて条件が悪いようにも感じます。

ここで問題なのは、企業が行う値上げは正当性のあるものなのかということです。値上げをする理由はいくつもありますが、必要以上に値上げをして過去最高の売上や利益を出している企業がたくさん存在します。「赤信号みんなで渡れば怖くない」なんて言いますが、企業にとっては「大幅値上げみんなでやれば怖くない」といった状態でしょうか。値段を上げる理由が揃っている時に出来るだけ上げてしまう、確かに会社経営者からすれば絶好のチャンスでしょう。資本主義ならではの「欲望」が引き起こしているとも言えますね。

今回の「greedflation」は、まさにこの「欲望」がテーマです。「欲」は英語で「greed」、それが「inflation」する。これを合わせた造語が「greedflation」なのです。日本語では、

グリードフレーション」(インフレを理由に必要以上に値上げをし会社利益を極度に追求すること)

です。

意味が分かったところで、使い方を見ていきましょう。

「greedflation」の使い方は?

【例1】

The company’s record profits and the staggering profit margin are the proof of greedflation.
(その会社の記録的な利益と驚きの利益率はグリードフレーションの証拠である。)

【例2】

A : Looks like these companies are just taking advantage of this rapid inflation to make as much profit as possible.
(これらの会社は可能な限り多くの利益を出すために、ただインフレを利用しているだけのように見えるな。)

B : Price hike is not necessarily a bad thing considering companies’ nature of seeking profit. However, it is called greedflation when it goes overboard due to their irrational greed.
(会社の利益追求の性質を考慮すると必ずしも値上げが悪いことではないよ。しかし、彼らの理不尽な欲によってそれが行き過ぎればグリードフレーションと呼ばれるね。)

*「go overboard」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「go overboard」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

まとめ

「greedflation」の概念と使い方をご理解頂けたでしょうか?

この言葉をアメリカメディアを中心に見かけるようになったのは比較的最近、というかおそらく昨年くらいからだと思います。日常的に使う言葉ではないですが、新聞や経済関係の記事などに触れているとお目に掛かると思いますので、頭の片隅に入れておいていただければと思います。

ちなみに、上でリンク先を紹介した「tipflation」以外にも、「inflation」を掛け合わせた言葉を別ページで紹介しています。興味がある方はチェックしてみてください。

参考 「shrinkflation」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

それではまた!

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