「humble beginnings」の意味は?
今回は「humble beginnings」という表現を紹介します。日常会話で使用されることはあまりないと思いますが、ニュースやドキュメンタリー番組などで時々耳にします。ワンランク上の英語を目指す方は覚えておきたい表現です。それでは見ていきましょう!
単語を見てみると、「humble」は「謙遜の」「控えめな」や「卑しい」「みすぼらしい」を、「beginning」は「始まり」「起源」「幼少の頃」を意味します。全体では「卑しい/控えめな始まり」と直訳できますが、これが実際にどういう意味で使われるのかと言うと、
「貧しい家庭の出身(生まれ)」
「恵まれない状況/環境」
です。
使い方としては、多くの場合「come from humble beginnings」や「start from humble beginnings」のように使われ、人を表す時は貧しい家庭の出身であることを、ビジネスやプロジェクトなどに使われる場合は、初めは経営資源も乏しく小規模からのスタートであったことや、様々な困難があったことを意味します。
それでは例文を見ていきましょう!
「humble beginnings」の使い方は?
【例1】
A : I didn’t know he owns this huge corporation.
(彼がこの大きな会社を持ってるなんて知らなかったよ。)
B : He started from humble beginnings, but accomplished all of this in just one generation.
(彼は貧しい育ちだけど、たった一代でこの全てを成し遂げたんだ。)
*「in one generation」:「一世代で」の意。
【例2】
We finally got this project completed great, but it started from humble beginnings and we faced a plethora of problems and challenges along the way.
(我々はついにこのプロジェクトを完成させたが、始まりはお粗末なもので、その途中では多くの問題と課題ずくめであった。)
*「a plethora of」:「非常に多くの」「~ずくめ」の意。
【例3】
A : He’s one of the wealthiest men in this country, but did you know he rose from very humble beginnings?
(彼はこの国で最も裕福な人の一人だけど、すごく貧しい家庭で育ったって知ってるかい?)
B : Oh, did he?
(えっ、そうなんですか?)
A : When he was young, he worked as a newspaper delivery rider, which was considered as one of the lowest-threshold jobs.
(彼は若い時、誰にでもできる低賃金な仕事の新聞配達員として働いていたんだ。)
B : I can’t even imagine that!
(想像すらできないですね!)
*「lowest-threshold」:「最も低い敷居の」の意。つまりここでは、「誰でもできる」を意味し同時に「低賃金」かつ「キツい」を表す。
まとめ
いかがでしたでしょうか、単語自体は難しくないので覚えやすいと思います。こういう表現を使えると、ネイティブスピーカーに一目置かれること間違いなしですね!
ちなみに参考まで、同義表現として「humble background」や「disadvantaged position」なども目にすることがあると思います。余力がある方は頭の片隅に入れておきましょう。
それではこの辺で失礼します!
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