「beat around the bush」の意味は?
今回は「beat around the bush」というイディオムを紹介していきます。かなりの頻度でお目に掛かる表現です、ここできっちり覚えていきましょう!
まずは単語を確認、「beat」は「叩く」、「around」は「~の周りで」、そして「bush」は「低い木の茂み」「藪」を意味し、直訳すれば「藪の周りを叩く」になります。そしてこれがどういう意味で使われるかと言うとこちら。
「遠回しに言う」
「物事をはっきり言わない」
「要点に触れない」
つまり、話の本題に触れずに、時間を浪費する人に対して使われるイディオムなんです。
元々は、鳥を狩る際、獲物を追い出すために(鳥が隠れていそうな)藪の周りを叩いたという慣習に由来しているようで、既に数世紀使われ続けている表現とも言われています。
意味が分かったところで、使い方も見ていきましょう!
「beat around the bush」の使い方は?
【例1】
Almost all politicians tend to beat around the bush and avoid clear answers.
(政治家は回りくどい言い回しをして、はっきりした答えを避ける傾向がある。)
【例2】
A : Excuse me, boss. I’d like to discuss something important with you.
(すみません、ボス。大切なことについてお話があるのですが。)
B : Sure, what is it?
(そうか、なんだい?)
A : I received an e-mail from this client earlier, and he basically says.. umm, he’s satisfied with our products and overall customer service, but he…
(先ほどこのクライアントからメール頂きまして、彼が言うには.. うーん、我々の商品や全体的なサービスは満足しているようで、でもですね…)
B : Hey, stop beating around the bush. Give me bad news first.
(おい、遠回しな言い方はするな。悪いことを先に言いなさい。)
A : I hate to tell you this, but he’s requesting.. umm.. a change of POC from me to somebody else…
(言いづらいんですが、彼がですね.. うーんと.. 私から他の誰かへ連絡窓口の変更を希望されていまして…)
*「POC」:「point of contact」の頭字語で、仕事等における「連絡(担当)窓口」「連絡先」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか。例文は、若干シリアスな場面での使用例になってしまいました。【例2】は上司と部下の会話でありがちなシチュエーションでしたね。
もちろん、日常会話でもカジュアルに使うことが出来ますので、回りくどいことを言う人がいたら「Stop beating around the bush!」と言ってみてくださいね!(喧嘩にならないよう注意して使いましょう)
それではこの辺で失礼します!
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