「連絡窓口」って英語で?
会社にせよサークルにせよ、ある程度組織が大きくなると、連絡を一本化するために「連絡窓口」が設けられますよね。これが上手く機能することで、組織内での情報管理や情報共有というものがスムーズになるわけですが、今回は、この「連絡窓口」を英語でどのように表現するのかを見ていきたいと思います。
「連絡」は「contact」、「窓口」は「window」だから「contact window」??と直訳してしまった方、ちょっと残念。。多くの場合、日本語を直訳してしまうと全く意味を成さない表現が誕生してしまいますが、これもその一つです。
正しくは、
「point of contact」
が正解。
「連絡の点」「連絡する一ヶ所」のように直訳できますが、こちらの方が連絡先を一本化しているニュアンスがよく出ていますよね?とても覚えやすいと思います。
それでは早速、使い方を見ていきましょう!
「point of contact」の使い方は?
【例1】
A : I’m having trouble setting up this new software. I can’t seem to figure it out. Maybe, I should call Peter, the salesperson?
(この新しいソフトウェアのセットアップ難しいな。分かりそうにないやぁ。セールスマンのピーターに電話するべきかね?)
B : Actually, he’s not the point of contact when it comes to technical issues. Call this number, his colleague from the Customer Support department.
(実はね、彼は技術のことについては連絡窓口じゃないんだ。この番号に掛けてみな、カスタマーサポート部の彼の同僚だよ。)
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*「when it comes to」の詳細は ⇒ ⇒こちらから!
【例2】
A : Boss, I have a suggestion to improve our team’s efficiency.
(ボス、チームの効率化を図るための提案があります。)
B : What’s on your mind?
(それは?)
A : I think it’s about time to establish a point of contact to handle calls from our clients well and streamline communication. Our business is getting bigger rapidly and things are getting messy.
(クライアントからの電話を上手に処理し、コミュニケーションをスムーズにするために、連絡窓口を設ける頃だと思うのです。我々のビジネスは急速に成長しており、事が複雑になってきています。)
B : You’re right. Who do you think would be the best person to handle client calls?
(そうだな。誰がクライアントの電話対応に相応しいと思うかな?)
*「streamline」:「流線形にする」から転じて、「合理化する」「効率化/能率化する」の意。
【例3】<Aが取引先Bから電話をもらう>
A : Hello?
(もしもし?)
B : Hi, Dan. Is this a good time to talk?
(やあ、ダン。今話しても大丈夫かい?)
A : Well, it depends. What’s up?
(うーん、状況次第だけど。どうしたの?)
B : I wanted to talk to you about the delivery date of the order we placed last week.
(先週うちらが出した発注の納品日について君に話したかったんだ。)
A : I’m afraid I’m not the point of contact any more. Didn’t we tell you Kim has taken over?
(悪いけど、僕はもう連絡窓口じゃないんだ。キムが引き継いだって伝えてなかったっけ?)
B : I know. I contacted him and asked him whether we can change the order amount, but he was like ‘Rules are rules, and there’s nothing we can do about it.’ so, I need your help!
(分かってるよ。彼には連絡して発注量を変更できるか聞いたんだけど、彼は ’ルールはルールだから、どうにもできない。’ ってね。だから君の助けが必要なんだよ!)
A : Alright.. Let me talk to him, and we’ll see what we can do…
(分かったよ.. 彼と話して何が出来るか確認してみるよ…)
B : Thanks, you’re a life saver!
(ありがと、ほんとに助かるよ!)
*「life saver」:「命の恩人」「本当に助けになる人」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は例文がやたらと長くなってしまいました、失礼。
「point of contact」は組織のサイズに応じて、個人の場合もあれば、一つの課であったり部であったりもします。時に「POC」のように省略形を見かけることもあります。
個人の「連絡窓口」「連絡先」をハッキリと表したい場合には「contact person」という表現もかのうですので、こちらも併せて覚えてしまうと良いでしょう。
それではこの辺で失礼します!
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