「set the tone」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

ビジネス英語関連

「set the tone」の意味は?

この「set the tone」という表現は学校で習うことはまずありませんが、映画やニュース、会話においても結構耳にする表現ですので、ここでぜひ覚えていってください!

単語を見てみると、「set」は「~を定める」「~を決める」、そしてここでの「tone」は「傾向」や「風潮」、つまり全体的な雰囲気・印象を表しています。ですので全体としては、

雰囲気を作る

基調を定める

全体の方向性を決める

のような意味になります。

これだけではおそらくイメージが付かないと思うので、さっそく例文を見て勉強していきましょう!

「set the tone」の使い方は?

【例1】

I’ll use up my accrued PTO every year. I don’t care what others think of me. I have to set the tone for the acquisition of it in the office.
(毎年溜まった有給を使い切るぞ。他の人にどう思われてもかまわないよ。オフィスで有給取得しやすい風潮を作らないと。)

*「PTO」:「Paid Time Off」の頭字語。「有給休暇」の意。

【例2】

A leader’s behavior always sets the tone for his entire team.
(リーダーの行動がいつもチーム全体の基調を作る。)

「set the tone」を使った例文を別のページの【例2】でも紹介しています。確認してみましょう。
参考 「economic decision」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

まとめ

例文にあったように、「set the tone」の後には「for」が続くことが多いのですが、この「for」の後には、雰囲気や基調を作る対象が入るということを覚えておきましょう。

ちなみに、海外では有給を使うことは当然のことなので、【例1】のような話は起こり得ないと思いますが、未だに日本ではよくある話だと思います。私の周りにも、堂々と有給を消化するのが後ろめたくて困っているという方がたくさんいらっしゃいます。

私が会社勤めをしていた時にも当然ながらこのような雰囲気がありました。しかし、誰かがこの雰囲気を変えなくてはならないと思い、まずは自ら率先して有給取得し、部署のどの部員が休んでも仕事が回るように部下を育成するなどして、皆が有給を取りやすい雰囲気と現実的な部分の環境作りをしたことを覚えています。他部署の人からは後指を指されてていましたが(笑)

有給取得は権利ですので、日本でも心置きなく取得ができる世の中になると良いですね。

長くなってしまったのでこの辺で失礼します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました