「back to the drawing board」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「back to the drawing board」の意味は?

今回は、「back to the drawing board」というイディオムを紹介していきます。日常会話でもビジネスシーンでも幅広く使える便利な英語表現です。それでは早速見ていきましょう!

単語の確認ですが、ポイントはやはり「drawing board」です。これは「製図板」や「画板」を表すので、イディオム全体では「製図版に戻って」を意味します。ちなみに製図版とは、その名の通り製図に使われる台板ですね。昔は木製が主流でしたが、最近ではアルミ製が多いみたいです。イメージはこんなやつです↓↓↓

イメージ湧きましたか?

そして、このイディオムが通常どのような意味で用いられるかと言うとこちら。

最初からやり直す

振り出しに戻る

そうです、何らかのアイデアやプロジェクトが頓挫した時に、もう一度企画からやり直すみたいなニュアンスで使われる比喩表現なんですね。

下で使い方を見ていきましょう!

「back to the drawing board」の使い方は?

【例1】<プロジェクトが失敗。そんな時のリーダーの一言>

Guys! What happened happened. There’s no time to lament. Let’s go back to the drawing board and give it one more try!
(みんな!起こったことは仕方がない。嘆いている暇はないぞ。振り出しに戻ってもう一回チャレンジだ!)

*「What happened happened」:直訳は「起こったことは起こった」、つまり「起こったことは仕方ない」を表す常套句。

*「lament」:「嘆く」「悲しむ」の意。

【例2】<厳しい上司からのアドバイス>

A : Boss, what do you think of my proposal?
(ボス、私の企画書どうですか?)

B : (Skimming it) This is terrible… Do you even think this is going to go through?
((ざっと目を通しながら)これは酷い… これが通るとでも思ってるのか?)

A : How can I make it better? Any advice?
(どのように改善できますでしょうか?アドバイス頂けますか?)

B : Advice? No offense, but just go back to the drawing board, pick everybody’s brain and redo it. That’s my advice.
(アドバイス?悪く思ってほしくないんだが、白紙に戻って、みんなの知恵を借りてやり直すこと。それが俺のアドバイスだ。)

A : That’s…
(それは…)

B : I’m not picking on you. I’m just trying to help you, okay? You need to learn how to ask others for help.
(お前をいじめているんじゃないぞ。助けようとしてるんだ、いいか?お前は周りの人に助けを求めることを学ぶ必要がある。)

*「go through」:ここでは「(企画やアイデアが)通る」の意。

*「pick one’s brain」:「(人)の知恵を借りる」「(人)の意見を求める」の意。

*「pick on」:「~をいじめる」「~を非難する」の意。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、かなりイメージし易く覚えやすい比喩表現だったと思います。

【例2】のように、頑張って作った企画書がやり直しになるって精神的にきついですよね。。【例2】は書いているうちに半ば私の経験談になってしまってました。こんなフォローの出来る上司ではなかったですが(笑)。

「振り出しに戻る」的な表現は他にもたくさんあるので、また別の機会に紹介していきます。

それではまた!

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