「mask up」の意味は?
今回は、コロナ以降アメリカを中心に使われ始めた「mask up」という表現を紹介していきます。
まず「mask」ですが、元々の「仮面」「(保護用)マスク」という意味の他に、コロナ以降は、「surgical mask」(医療用の不織布マスク)の意味も持つようになってきた単語です。
この「mask」を動詞的に使い、さらに「up」を伴うと、今回紹介する「mask up」になるのですが、「上方向にマスクする」、つまり下のような意味で使われます。
「マスクを(顎ではなくて)口にする」
「マスクを装着する」
元々英語圏(だけではないですが)では、アジアとは違いマスクをする習慣はなく、習慣がないどころか危険人物(保菌者)扱いをされるほど異様なことでした。少なくとも私の経験上そのように感じています。
(西洋では、「マスク=奴隷」というイメージがあることも一般的にならない一因でしょう。)
しかしコロナ以降、欧米でもマスクの着用が義務付けられるなど、マスクが一般的なものになるにつれこの表現が普及してきたように感じます。
早速使い方を見ていきましょう!
「mask up」の使い方は?
【例1】
Make sure to mask up when you go to crowded places.
(人ごみに行くときは、必ずマスクをつけるように。)
*「make sure to」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「make sure to」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語
【例2】
Excuse me, Sir! Mask up on the premises, please! Mask up!
(すみません、お客様!施設内ではきちんとマスクの装着をお願いします!マスクしてください!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?新しい表現ですので、古い辞書にはまず載っていないでしょう。
「Put on your mask!」というより、「Mask up!」と言った方が自然な感じがしませんか?
こういう表現は世の中の流れと共に登場してくるので、出会ったときに都度覚えていくことが大切なんですね。
それではこの辺で失礼します!
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