「ballpark figure」の意味は?
今回は、「ballpark figure」という表現を紹介していきます。アメリカでは日常的に、さらにはビジネスシーンでもよく使われる表現です。直訳すると「野球場の数字」ですが、一体どういう意味なのでしょうか。
ポイントはこの「ballpark」なのですが、実は「野球場」「スタジアム」という意味の他に、「ざっくり(の)」「概算(の)」という意味があります。つまり「ballpark figure」で、
「おおよその数字」
「概算見積もり」
という意味になります。
「野球場」からなぜこんな意味が出てくるのかと言うと、大きな野球場の中のどこでも良ければ、野球場のどこにボールを打っても野球場内に収まるわけです。こういうおおざっぱなイメージからこのような意味が生まれたと言われています。
早速使い方を見ていきましょう!
「ballpark figure」の使い方は?
【例1】
A : How many people are working for your company?
(あなたの会社では何人働いているんですか?)
B : Hmmm, that’s a tough one, because we are a multi-national conglomerate.
(うーん、難しい質問だね、多国籍の複合企業だからなぁ。)
A : A ballpark figure is fine.
(ざっくりの数字でいいよ。)
B : Then, it’s.. 320,000, give or take thousands.
(それなら、320,000人くらいかな、数千のずれはあってもね。)
*「give or take」:「~の違いはあっても」「およそ」の意。
【例2】
A : Do you like what you see?
(そちらの商品いかがですか?)
B : I love it. How much is this car?
(いいですね。この車いくらですか?)
A : It varies depending on what color and accesories you’d like to choose, and I can’t provide you with the exact price here.
(ボディーカラーや追加されるアクセサリーで変動するので、正確な価格はここでは出せません。)
B : I know. Ballpart figure is fine.
(それは分かってます。概算見積もりでいいですよ。)
*「depending on」の詳細は ⇒ ⇒こちらから!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は野球起源の表現からの紹介でした。
今回のキーワード「ballpark」は、「ballpark number」(大体の数字)、「ballpark idea」(ざっくりのアイデア)、「ballpark estimate」(概算見積もり)など、「figure」以外にも使われることがありますので頭の片隅に入れておいてください。
前述の通り非常に良く聞く表現ですので、ぜひみなさんのボキャブラリーに追加してしまいましょう!
コメント