「wise up」の意味は?
今回はワンランク上の表現から、「wise up」というイディオムを紹介していきます。
英語学習者であれば、大体の方が形容詞の「wise」(賢い/賢明な)という意味は知っていると思いますが、実は「wise」には動詞用法もあるのです。
動詞用法の場合、通常「up」を伴い「wise up」という形を取ると、下記のような意味になります。
自動詞用法:「気付く」
他動詞用法:「気付かせる」
基本的な使い方は下記のとおりです。
自動詞用法:wise up to ~(~に気付く)
他動詞用法:wise [someone] up about~(~について[人に]気付かせる)
実際の使い方を見て覚えていきましょう!
「wise up」の使い方は?
【例1】
We need to wise up to the fact that we are currently facing a serious food crisis and start increasing the food self-sufficiency rate in our country.
(我々は、現在深刻な食糧危機に直面している事実に気付き、我が国の食料自給率を増やし始める必要がある。)
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【例2】
A : Did you know our company is currently negotiating with XYZ corporation for a new renewable energy venture?
(うちの会社が今、XYZコーポレーションと新しい再生エネルギーのベンチャーに向けて交渉しているって知ってた?)
B : Really? I’ve never heard of that company. We should be careful about sharing our confidential information without doing a thorough background check.
(ほんと?その会社聞いたことないな。徹底的な身元調査無しに機密情報をシェアするのは注意しないと。)
A : Good point. We need to wise the president up about the risks before he makes any hasty decisions.
(そうだね。社長が早まった決定をする前にリスクについて気付かせる必要があるね。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?【例1】は自動詞用法、【例2】は他動詞用法の紹介でした。
「wise」という言葉の通り、色々な失敗に懲りたり痛い思いをしたりして、「より賢くなって気づく」「知恵を付けて真実に気づく」というニュアンスが含まれるということも覚えておきましょう。
それではまた!
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