「I don’t like the sound of that」の意味は?
久しぶりに、そのまま使えるシリーズから、「I don’t like the sound of that」を紹介していきます。
この表現、「sound」の部分を「音」と訳してしまうと全く意味が理解できなくなってしまうので注意です。
「sound」には「音」の他に、何か話を聞いた時の「印象」や「感じ」という意味があり、ここではこちらの意味で使われております。
全体的には、「その感じ好きじゃない」と直訳されるのですが、より自然な日本語にすれば、
「それなんか嫌な感じだなぁ」
「それなんか引っかかるなぁ」
「どうも話が気に食わないなぁ」
などと訳せるでしょうか。
つまり、何かを聞いた時、疑いや軽い不満、心配などを表す表現と言え、日常会話でカジュアルに使われます。
また、「I’m not liking the sound of that」のように「don’t like」の代わりに「am not liking」を使うことも可能です。
この場合のニュアンスとしては、”まだ全部の話を聞いてないからはっきり言えないけど、現段階でちょっと嫌な感じかも” のように、さらに曖昧な感じを醸し出すことができます。
*動詞の「like」は進行形にできるの!?という質問も多いので、いずれ紹介していきます。
早速使い方を見ていきましょう。
「I don’t like the sound of that」の使い方は?
【例1】
A : It’s getting dark and windy outside.
(外が暗くなって風が出てきたよ。雨になりそうだね。)
B : I don’t like the sound of that…
(それ、なんか嫌な感じだね。)
A : Yeah, it looks like rain.
(そうだね、雨になりそうだ。)
【例2】
A : Did you hear we will have a new boss next month?
(来月新しいボスが来るって聞いた?)
B : That’s news to me, do you happen to know what he’s like?
(それは初耳だよ、ひょっとして彼がどんな感じの人か知ってる?)
A : Not “He”, but “She”!
(彼じゃなくて彼女だよ。)
B : Oh wait, I’m not liking the sound of that…
(ちょっと待った、ちょっと何やら嫌な感じに聞こえてきたんですけど…)
A : The only thing I know about her is that she’s highly capable and much younger than us.
(彼女について知ってる唯一の事は、彼女は極めて有能で、俺たちよりずっと若いってこと。)
B : Yup, I don’t like the sound of that.
(そっか、やっぱ嫌な感じだね。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ちなみに、逆の意味の「I like the sound of that」も稀に聞くことはありますが、こちらは、頻度としてはかなり下がる印象です。
ポジティブに物事を言う際は、ストレートに「I like it!」「I love it!」と言えば良いわけで、このような曖昧な言い回しが使われることは少ないという事だと思います。
「I don’t like the sound of that」、何度も繰り返して体で覚えてしまいましょう。
それではまた!
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