コミュニケーションは思いやり!?/管理人のつぶやき

管理人のつぶやき

これまで多くの方から、「英語は得意なのだが、相手と意思疎通ができているか分からない」という悩みを頂きカウンセリングを行ってきた。

こういう場合に、決まってアドバイスさせていただくことがある。
私はいつも、「あなた、英語の試験勉強しすぎで、英語のリスニング問題のナレーターみたくなってしまってません?」と投げかける。
すると、大体、「(はて??)どういうことでしょう?」と返ってくる。

さて、勘が鋭いあなたは、何となく私の言いたいことが分かるだろうか?
つまり、これは英語に限ったことではないのだが、自分の発したメッセージが相手に通じているか自信がない方の特徴の一つとして、「スムーズにしゃべること」と「カッコよく見せること」に必死で、「相手の理解力」や「相手の理解度」等を一切無視してしまっているとが挙げられる。

先ほど例に挙げたリスニングのナレーターは、受験者(聞き手)の気持ちなど関係なく、ノンストップで、まるで我々をまくし立てるようにしゃべってくるため(テストなので当然だが)、話が長くなればなるほど内容を記憶していくのが難しい。
私のように集中力がなく、頭の回転の悪い凡人には、リスニング中ずっと集中して、内容の理解に努めることは、まさに拷問でしかない。

コミュニケーションは伝わらなくては意味がない。
メッセージを発する人は、「今しゃべっている自分の見栄え」を気にするのではなく、「自分のメッセージが相手にきちんと伝わるか」にフォーカスすべきなのである。
結果、相手に伝わらなければ、自分の時間も、相手の時間も無駄になってしまう。
これではお互いにとってよろしくない。

きちんと相手を思いやって話すことを意識すれば、自然と最低限は「ゆっくり話すところはゆっくり」「ジェスチャーを入れるところはジェスチャーを用いて」「ポジティブな内容のところは笑顔で」話ができるようになるはずである。(トレーニングでさらに改善ができる)

良いコミュニケーションは、話し手・聞き手の双方に満足感をもたらす。
これにより、家庭でも、仕事でも必ず物事が好転すると、私自身たくさん体感してきた。
(昔は日本語ですら上手く行かず、痛い思いをしたことを思い出す)

もしあなたが同様の悩みを抱えているなら、今日から是非、「自分にフォーカス」するのではなく、「相手にフォーカス」することから初めてみてほしい。
きっと状況が良くなると信じている。

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