「save one’s skin」の意味は?
今回は、「save one’s skin」というイディオムを紹介します。
このイディオムを直訳すると、「肌(皮膚)を守る」(?)となりますが、この時点で意味が分かる方はおそらくいらっしゃらないでしょう。
実は、「skin」には「肌」「皮膚」という意味の他に、「命」「健康かつ幸福なこと」という抽象的な意味も持ち合わせています。
このことから、「save one’s skin」で
「~を助ける」「~を無事に逃れさせる」
という意味を持つようになるのです。
また、「save one’s own skin」の形を取ることも多く、この場合には「自分自身を難から逃れさせる」ということから、
「(自分だけ)無事に逃れる/難から逃れる」「責任逃れをする」
というネガティブなニュアンスで使われます。
習うよりも慣れろということで、早速例文を見ていきましょう!
「save one’s skin」の使い方は?
【例1】
Ultimately, my immediate boss only thinks about saving his own skin.
(結局のところ、私の直属の上司は自分の保身のことしか考えていない。)
【例2】
A : Why did you say you’d done that? Everybody knows you didn’t do it, but Jenny did.
(なんで君がやったって言ったの?みんな君がやってなくて、ジェニーがやったのを知ってるよ。)
B : I don’t know.
(さあね。)
A : You wanted to save her skin, right?
(彼女を庇いたかったんでしょ?)
まとめ
いかがでしたでしょうか?使われるパターンとしては、【例1】のように「自分自身の守りに入る」「自己の保身に入る」「責任逃れをする」の意味で登場することが圧倒的に多いように感じます。
また、「skin」の代わりに「neck」を使い、「save one’s neck」と言う表現も同じ意味になりますので、併せて覚えておきたいところです。
それではまた!
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