「a phone call away」の意味は?
今回は「a phone call away」というイディオムを紹介していきます。おそらく、日本の英語教育シーンではまずお目に掛かることは無い表現でしょう。では早速見ていきましょう。
まずは単語を見てみると、「a phone call」は「電話一本」、「away」は「離れて」を意味し、全体の直訳としては「電話一本離れて」となりますが、この時点でこのイディオムの意味が想像できる方は相当勘が鋭い方でしょう。
これが日常会話でどのような意味で使われるのかと言うと、答えはこちら。
「電話一本で連絡が取れます」
そうです、つまり「電話一本くれればいつでも捕まるからね」ということを相手に伝えたい時に使われる表現なんです。何か不安がある時にこう言われたら安心できますよね。
使い方としては、「主語 + be動詞 + a phone call away」の形を基本として、be動詞の後に「ほんの」「たった」を意味する「just」や「only」、「いつも」を意味する「always」などを伴うことが多いです。
それでは使い方を見ていきましょう!
「a phone call away」の使い方は?
【例1】
A : I’ve got to go now. If you need my help again, call me anytime.
(もう行かなきゃ。また私のヘルプが必要ならいつでも電話してね。)
B : Thank you. You’re a life saver.
(ありがとう。本当に助かるよ。)
A : I’m just a phone call away.
(電話一本ですぐ駆けつけるよ。)
*「life saver」:「命を救ってくれる人」「窮地から救ってくれる人」の意。
【例2】
A : I don’t think I can survive on my own. I still need you here!
(一人でやり切れる気がしないです。まだあなたにここに居てもらわないと!)
B : Don’t worry, you’re already good enough to handle all of these jobs.
(心配しないで、君はこれら全ての作業をこなすには十分スキルがあるよ。)
A : But, what if…
(でも、もし…)
B : No buts. Think of it this way. I’m always a phone call away, okay?
(でもは無し。こういう風に考えてごらん。電話一つで僕はいつでも助けに来るから、いいかい?)
*「No buts」:「つべこべ言わないの」「でもとか言わないの」の意。「but」を可算名詞として使用している常套句。
*「Think of it this way」:「こういう風に思ってみて」「こういう考え方をしてみてよ」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「電話一本分離れている」という表現の仕方がいかにも英語っぽく、ワンランク上の英語と言えると思います。上の例文をよく読んで、使い方を覚えてしまいましょう。
それではまた!
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