「All’s well that ends well」の意味は?
今回はそのまま使える便利表現から、「All’s well that ends well」を紹介していきます。「well」が2回も使われており、なんとも不思議な表現に感じますね。それでは早速見ていきましょう!
いきなりですが、まずは意味から。今回のフレーズが表すのは、
「終わりよければ全てよし」
です。
”そう言われれば分からなくもないけど、なんか文法的に変じゃね?”ってツッコミを入れてる方もいらっしゃると思うので、この文を深堀りしてみましょう。
まず「All’s well」=「All is well」の部分はシンプルに「全てはよい」と訳せます。次に「that ends well」は「それはよく(上手く)終わる」と訳したいところですが、一つの文の中に主語が二つ存在するのは出来ません。
実はこの「that ends well」は関係節(「that」は関係代名詞)で「All」を後ろから修飾しているんです。文法的に正しく書けば「All that ends well is well」となりますが、「All’s well that ends well」の方が韻を踏んでいて響きが素敵ですよね。
細かいことはさておき、こういうものなのだと丸暗記してしまうことをオススメします。
下で使い方を見ていきましょう!
「All’s well that ends well」の使い方は?
【例1】
A : Kate experienced severe domestic violence in her last two marriages.
(ケイトは過去2回の結婚で酷い家庭内暴力を経験したんだ。)
B : Oh, did she? But looks like she’s now happily married to her current husband.
(えっ、そうなの?でも、彼女は今の旦那さんとは幸せな結婚生活であるように見えるね。)
A : She is. It was really a thorny path for her, but all’s well that ends well.
(そうだね。彼女にとっては本当にいばらの道だったけど、終わりよければ全てよしだね。)
*「domestic violence」:「ドメスティックバイオレンス」「家庭内暴力」の意。
*「thorny path」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
【例2】
A : Despite so many challenges along the way, we’ve finally accomplished our sales target.
(途中とても多くの困難があったけど、俺たち、遂に売上げ目標を達成したな。)
B : It wasn’t easy at all, but all’s well that ends well.
(楽じゃなかったけど、終わりよければ全てよしだな。)
まとめ
余談ですが、実はこの「All’s well that ends well」が最初に使われたのは17世紀初頭のことで、かの有名なシェークスピアの、とある戯曲のタイトルのようです。そういう意味では、かなり歴史のある表現と言えますね。自然に言えるようになるまで何度も口に出して練習しましょう!
それではこの辺で失礼します!
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