「顔に書いてある」って英語で?
今回は、英語で何て言うの?シリーズから、「顔に書いてある」を英語でどのように表現できるかを見ていきましょう。
念のため申し上げておきますが、ここで言う「顔に書いてある」とは、物理的にペンなどで顔に落書きがしてあるという意味ではなく、’言葉で言わなくても明らかである’ という意味の比喩表現を指しています。日本語では、
「お前〇〇ちゃんのことが好きなんだろ!?」
「んなわけねーべよ!」
「顔に書いてあるんだよ!へへ」
みたいな使い方ですね。
さて、英語では「顔に書いてある」をこのように表現します。
「written all over one’s face」
単語を確認すると、「written」は「write」の過去分詞形「書かれて」、「all over」は「~中に」、「face」は「顔」ですので、めっちゃ直訳でしたね。
それでは下で使い方を見ていきましょう!
「written all over one’s face」の使い方は?
【例1】
A : Who ate my donut!? John!
(誰がうちのドーナツ食べたん!?ジョン!)
B : What?
(あ?)
A : You ate my donut!
(あんたうちのドーナツ食べたでしょ!)
B : No, I didn’t!
(食ってねーよ!)
A : It’s written all over your face. You can’t fool me like that!
(あんたの顔に書いてあるから。そうやってごまかそうとしても無駄よ!)
*「fool」:「~をだます」「~をごまかす」の意。
【例2】<ミーティングにて>
A : Is there anybody who has an idea? Oh, do you want to start us off, Dan?
(誰か考えがある人はいるかな?おっ、口火を切りたいようだな、ダン?)
B : Me!?
(僕ですか!?)
A : It’s written all over your face that you want to say something.
(何か言いたいって顔に書いてあるぞ。)
*「start off」:「~を開始する」「~を新しく始める」の意。ここでは人を目的語にとって、私たちのミーティングを開始するということを意味する。「start off our meeting」と同義。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私がブログで紹介しているイディオムの中では、もっとも直訳的な表現だと思います。覚えるのも簡単ですね。
ちなみに、「written」を用いず、「all over one’s face」だけでも十分に意味が伝わるということも押さえておきましょう。上の2つの例文では「It’s all over your face」と言ってもOKということですね。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント