「火事場の馬鹿力」って英語で何て言うの?使い方も分かりやすく解説!

英語で何て言うの?シリーズ

「火事場の馬鹿力」って英語で?

今回は英語で何て言うのシリーズから「火事場の馬鹿力」を見ていきます。直訳ではどうにもならない表現の一つです。それではさっそく見ていきましょう。

確認ですが、「火事場の馬鹿力」とは、切迫した状況や生死に関わる状況で、普段は想像できないような力を無意識に出すことですが、これを英語に直訳しようとするとどうなるか。
「火事場の」は「in fires」、「馬鹿」は「stupid」、「力」は「strength」なので「stupid strength in fires」(??)ちょっと違う感じがしますね。

実は英語では下記のように表現します。

hysterical strength

そうです、「hysterical」は「狂乱の」「パニックの」「ヒステリーを起こした」という意味なので、無理に日本語にすれば「パニックの力」というところでしょうか。

正しい表現を覚えたところで使い方を見ていきましょう!

「hysterical strength」の使い方は?

【例1】

A : Do you know what hysterical strength is?
(火事場の馬鹿力がどんなものか知ってる?)

B : Yeah, it’s that superhuman power people get in life-threatening situations, right?
(うん、生死に関わるような状況で得られる超人的パワーでしょ?)

A : Exactly! I wonder if there’s a way to activate it on a constant basis so I can help people and become a superhero.
(それ!人々を助けてスーパーヒーローになれるように常に火事場の馬鹿力を発動させる方法が無いかなって思ってるんだ。)

B : That’s not really possible. Besides, having that kind of strength all the time would be pretty inconvenient in everyday life.
(それは無理じゃないかな。それにさ、いつもそんな力があったら普段の生活ではかなり不便でしょ。)

*「superhuman」:「超人的な」「神業の」の意。

*「activate」:「~を作動させる」「~を活動的にする」の意。

【例2】

A : Hey, did you hear about the mom who lifted a car to save her kid?
(ねぇ、子供を助けるため車を持ち上げたお母さんの話聞いた?)

B : Of course! Isn’t that wild? It’s called ‘hysterical strength‘, right?
(もちろん!すっごくない?火事場の馬鹿力って言うんでしょ?)

A : Yeah. Do you know how it works?
(うん。どうやってそれが起こるか知ってる?)

B : Not in depth, but it is said that adrenaline kicks in during emergencies, making your heart and lungs work super fast, which give you a temporary boost of strength.
(深くは知らないけど、緊急時にアドレナリンが発動して、心臓とか肺が超速く動くようになって、それが一時的な力の増加になるって言われてるよ。)

A : It’s like removing a limiter, huh?
(リミッターを解除する的な感じね?)

B : You could say that.
(まあそんなところだね。)

*「in depth」:「深く」「徹底的に」の意。

*「You could say that」:「そうとも言えるね」「大体そんな感じだよ」の意。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は日常的に頻繁に使う言葉ではありませんでしたが、知っているといざという時に役立つかもしれませんね。くれぐれも直訳して「stupid power」などと言わないようにしましょう。

それではまた次回お会いしましょう!

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