「moot point」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「moot point」の意味は?

今回はビジネスシーンで登場する表現からの紹介で、「moot point」です。

「moot」は「議論の余地のある」「未解決の」という形容詞ですので、全体では「議論の余地のある問題点」「未解決のポイント」となるのですが、実際に使われる際はこのような意味で使われることは無く(私の知る限り)、「もはや議論しても意味のない点」「話し合う必要もないポイント」という意味になります。

私が昔初めてこの表現に出会った時は、とても混乱したことを覚えています。
意味が分からなかったので辞書で調べると、文字通り「議論の余地のある問題点」「未解決のポイント」のように紹介されているのですが、ミーティングでの会話の流れは、どう考えても議論をしなくてはならないという感じはしなかったのです。

私が確認したネイティブスピーカーが無知なだけなのかは分かりませんが、彼は「moot point」と聞いて、真剣に話し合いをして解決しなくてはならないという感じは受けないし、議論する必要もないことだと話をしていました。

なぜ逆の意味で使われるようになったのかは分かりませんが、言語はその時々の使われ方で進化していきますので、何らかの影響があってこういう使い方になったと、私的には納得しています。

早速使い方を見ていきましょう。

「moot point」の使い方は?

例1
It won’t be discussed any more. It’s a moot point now.
(それについてはもう議論しない。もはや議論の必要性のないことだ。)

例2
A : Who’ll take charge of heading the next project?
(だれが次のプロジェクトを率いるんですか?)
B : Oh, didn’t I tell you? The project will be shelved due to lack of budget.
(あれ、言ってなかったっけ?そのプロジェクト予算不足で棚上げになるんだよ。)
A : It’s a moot point, then.
(それじゃもう話し合いの必要はないですね。)

*「shelve」:「~を棚上げする」の意。

まとめ

完全な答えをお伝え出来ず大変心苦しいのですが、言語とはそういうものだと理解し、リアルに使われるように覚えてしまうのが一番だと思います。

それではまた!

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