「leave a bad taste in one’s mouth」の意味は?
今回は「leave a bad taste in one’s mouth」というイディオムを紹介していきたいと思います。
単語を見てみると、「leave」は「残す」、「a bad taste」は「悪い味」、「in one’s mouth」は「(人の)口の中に」ですので、イディオム全体の直訳は「(人の)口の中に悪い味を残す」ですね。
苦手なものを食べた時に口に残る後味、まさにこのイディオムが表すところなのですが、さらには比喩表現として、
「後味が悪い」
「悪い印象を残す」
というニュアンスで使うことが出来ます。
例えば、ドラマや映画がハッピーエンディングで終わらなかったり、お店の店員さんに横柄な態度で接客されたり、なんだか最後にスッキリこない嫌な感覚ですね。
意味を確認したところで、使い方を見ていきましょう。
「leave a bad taste in one’s mouth」の使い方は?
【例1】
A : How did you like the movie?
(その映画はどうだった?)
B : I didn’t like how it ended. It left a bad taste in my mouth.
(エンディングが好きじゃなかったな。後味が悪かったよ。)
【例2】
A : You seem upset. What happened?
(なんかイラついているみたいね。どうしたの?)
B : Oh, did you notice?
(あぁ、気付いちゃった?)
A : Yeah. It’s written all over your face.
(うん。顔に書いてあるよ。)
B : Guess what happened in the meeting with our prospective client this morning.
(今朝の見込み客との打ち合わせで何が起こったか当ててみてよ。)
A : What?
(何だい?)
B : He said ‘I’ll consider working with a third-rate company like you if you can lower the price much further’.
(彼はこう言ったんだ。’もっと価格を下げてくれたらおたくみたいな三流企業との取引も検討する’ってね。)
A : He’s so rude! That must have really left a bad taste in your mouth!
(そいつかなり失礼だね!だいぶ後味が悪かったでしょう!)
*「written all over one’s face」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
まとめ
いかがでしたでしょうか?使い方はご理解いただけましたでしょうか?
ちなみに、「bad」の部分は別の形容詞に変えて使うことが出来ます。例えば、「leave a terrible taste」(酷い後味を残す)、「leave a bitter taste」(苦い後味を残す)、「leave a nasty taste」(嫌な後味を残す)など悪い意味の形容詞を用いれば「leave a bad taste」と同じような意味を表せますので、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
それではまた次回。
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