「二兎を追うものは一兎も得ず」って英語で何て言うの?使い方も分かりやすく解説!リアル英語

英語で何て言うの?シリーズ

「二兎を追うものは一兎も得ず」って英語で?

今回は、久しぶりにことわざから、「二兎を追うものは一兎も得ず」を英語で何と言うのかを紹介していきます。

念のためこの諺の意味を説明しておきますが、二兎(二羽のうさぎ)を追いかけると最終的には一兎(一羽のうさぎ)も捕まえられない、つまり欲張って二つの事(複数の事)を同時に遂行すると、結局は何一つ達成出来ない事の例えですね。

この諺を英語では、

If you run after two hares, you will catch neither

と言います。

「run after」は「~を追いかける」、「hare」は「野ウサギ」、「catch」は「~を捕まえる」で「neither」が「どちらともない」ですので、直訳は「もし二羽の野ウサギを追いかけたら、どちらも捕まえないだろう」ですね。意外とそのままです。

文章中での使い方を見てみましょう!

「If you run after two hares, you will catch neither」の使い方は?

【例1】

A : I heard you’ve been between jobs for months.
(君は数か月求職中って聞いたよ。)

B : Yes, I’ve been looking for a job which is high-paying and low-stress.
(そうなんだ。給料が高くてストレスの低い職を探してるんだ。)

A : Listen. As they say, if you run after two hares, you will catch neither. You have to settle for either ‘high-paying high-stress’ or ‘low-paying low-stress’.
(聞いて。諺にもあるように、二兎を追うものは一兎も得ずって言うでしょ。給料が高くてストレスが高いか給料が低くてストレスが低いかのどちらかで良しとしないと。)

*「between jobs」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!

*「high-paying and low-stress」:「給料が高くストレスの少ない」の意。

*「settle for」の詳細はこちらをクリック
参考 「settle for」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

【例2】

I feel like you’re running after two hares. There’s no such thing as catching both successfully. Focus on one thing at a time.
(君は二兎を追いかけているように感じる。両方同時に上手く行くなんてことはないんだ。一度に一つの事に集中しなさい。)

*「There’s no such thing as」の詳細はこちらをクリック
参考 「There’s no such thing as…」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

まとめ

いかがでしたでしょうか?【例2】はかなり実践的な使い方でしたね。諺は知っておくといざという時に便利ですので、ぜひみなさんのボキャブラリーへ追加してしまいましょう!

ちなみに参考まで、「うさぎ」というと、我々日本人は「rabbit」という単語を思い浮かべると思いますが、実はうさぎはうさぎでも「rabbit」と「hare」には大きな違いがあります。

一般的に「rabbit」というと日本ではペットとしてお馴染みの小型のうさぎで、「穴うさぎ」とも呼ばれ、地面に穴を掘って生活し身を守るのも特徴です。

一方「hare」は、穴うさぎと比べて体が大きく、天敵の存在を察知するための長い耳や、早く走るための長い後ろ足が特徴。地面に穴を掘らず、地上で生活をしています。
小ネタとして頭の片隅に入れておきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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