「It’ll take some getting used to」の意味は?
今回は久々に、そのまま使える便利表現から「It’ll take some getting used to」を紹介していきます。”こんな長いフレーズ覚えたくないよ~” という声が聞こえてきそうですが、日常会話ではそっくりこのまま耳にする表現ですのでぜひ覚えてしまいましょう。
まず意味としては、
「慣れるまで多少時間が掛かるだろう」
「慣れには少し時間が必要だろう」
を表します。もっとシンプルに会えば、
「慣れが必要だ」
です。
ここで、”なんだか文法的に違和感があるなぁ” って思われた方もいらっしゃると思います。文法的に正しく言うと、「It will take some time to get used to it」(それに慣れることはいくらかの時間を要するだろう)とあるべきですが、これはあくまで学校英語の話です。
どの言語でも同じだと思いますが、日常的に使われる言い回しは短く言いやすいように変化し、それの最終形態が「It’ll take some getting used to」ということなんですね。
それでは使い方を見ていきましょう!
「It’ll take some getting used to」の使い方は?
【例1】
A : What is your biggest culture shock in Japan?
(日本での一番のカルチャーショックは何ですか?)
B : Punctuality, hands down. People cannot be this punctual where I come from.
(時間厳守ですね、間違いなく。私の出身地ではここまで時間厳守にうるさいなんてことはないですよ。)
A : We Japanese people put punctuality first especially in business settings. I think it’ll take some getting used to.
(私たち日本人は特にビジネスシーンでは時間厳守を最優先します。これには多少慣れが必要でしょう。)
*「hands down」の詳細はこちらをクリック
参考 「hands down」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語
*「put ~ first」:「~を最優先する」「~ファーストで考える」の意。
【例2】
A : Smartphones are not for me. I really miss my flip phone.
(スマホはわしには無理だよ。ガラケーが良かったなぁ。)
B : Grandpa, you’ve got to embrace the suck and learn how to use it. This is still your second day. Anyways, it’ll take some getting used to.
(おじいちゃん、文句言ってもしょうがないから受け入れて使い方覚えないと。まだ2日目でしょ。いずれにしても、慣れるまで多少時間は掛かるよ。)
*「flip phone」:「ガラケー」の意。
*「embrace the suck」の詳細はこちらをクリック
参考 「embrace the suck」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語
まとめ
いかがでしたでしょうか?ここでは「It’ll take some getting used to」と「will」を使って書いてきましたが、もちろん「It takes some getting used to」と現在形で言っても問題ありません。
しかし、僅かな言い易さのためか、「will」バージョンの方が圧倒的に使われる頻度が高いような気がします(個人的見解)。
いずれにしても、長いフレーズですがとてもよく使われる表現ですので、何度も発音し口からスラっと出てくるまで練習しましょう。
それではまた!
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