「business as usual」の意味は?
今回は、会話で良く聞かれる「business as usual」というフレーズを紹介していきます。個人的には、知っているととても重宝する表現なので、ここでぜひ覚えていって頂きたいと思います。それでは早速見ていきましょう!
単語を見てみると、「business」は「仕事」「商売」という意味が有名ですが、ここでは単純に「こと」「もの」を、「as usual」は「いつものような」を表し、フレーズ全体の直訳では「いつものようなこと」となります。これが実際にどういう意味で使われるかと言うとこんな感じです。
「いつも通り」
「普段通りのこと」
商売などで使えば文字通り、
「通常営業」
という意味でも使えます。
これだけではイメージが湧かないと思いますので、実際に使い方を見てみましょう!
「business as usual」の使い方は?
【例1】
A : The weather forecast says we’ll have a snow storm tomorrow. Do you think our English classes will be canceled, then?
(天気予報によると、明日は吹雪のようだね。英語のクラスは休講になるかな?)
B : Mr. Smith never cancels his classes, no matter what. But just in case, I’ll email him and see what he’s going to say.
(スミス先生は何があっても絶対に休講にはしないよ。でも念のため、メールを送って先生が何て言うか確認してみるよ。)
A : (Hours later) Did you hear back from him?
((数時間後)先生から返信来たかい?)
B : Yeah. He replied “It’s business as usual,” as expected.
(うん。予想通り、”通常通り” だってさ。)
*「no matter what」:「たとえ何があっても」の意。
【例2】<飲み屋でのバイトあるある>
A : Manager, there’s some vomit in the restroom…
(店長、トイレに嘔吐物があります…)
B : No problem. It’s business as usual. Just clean it up ASAP before other customers step on it.
(問題ない。いつもよくあることだ。他の客が踏む前に、なるべく早く片付けてくれ。)
*「ASAP」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
【例3】
A : Did you hear? The president is coming to our store this afternoon to observe BOH operations.
(聞いた?社長がキッチンのオペレーションを観察しに午後お店に来るって。)
B : No way! I wasn’t expecting that at all!
(ウソだろ!そんなの全く予想してなかったし!)
A : It’s gonna be okay. Let’s keep things business as usual.
(大丈夫だよ。いつも通りでやろうよ。)
*「BOH」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
まとめ
いかがでしたでしょうか。とてもネイティブスピーカーらしい表現でした。
「business」という単語が使われていることから推測されるように、ネイティブの感覚からすると、基本的にはどのような形であれ仕事や職業に絡んで使う方が自然な響きがするようです。
【例1】は教授(職業)という立場で、【例2】【例3】は居酒屋やレストランという仕事での会話でしたね。
仕事や職業に全く関係ないシチュエーションで使用しても問題なく意味は通じますが、やはりどこか違和感は感じてしまうということです。
余談ですが、ネット上では「BAU」(Business As Usual)という頭字語が使われることがありますので、余力がある方はこちらも覚えておきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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