「bearer of bad news」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「bearer of bad news」の意味は?

今回は「bearer of bad news」というイディオムを紹介していきます。とてもネイティブスピーカーらしい表現で、まず学校英語では見かけることはありませんが結構日常的に使われます。それでは早速見ていきましょう!

まずは単語を見てみると、「bearer」は「運ぶ人」「運搬人」を、「bad news」は「悪いニュース」を意味し、全体の直訳としては「悪いニュースの運搬人」となりますね。勘の良い方なら何となく想像が付くと思いますが、つまり、このイディオムが表すのはこういうことです。

悪い知らせを持ってくる人(伝える人)

意味としては意外と簡単ですが、問題はどのような状況で使われるのかということですね。

下で例文を見てみましょう。

「bearer of bad news」の使い方は?

【例1】

A : Jim, you’re home! I’ve been waiting all day. Did you get the bonus?
(ジム、帰ったのね!一日中待ってたわ。ボーナスはもらったの?)

B : About that… I hate to be the bearer of bad news, but…
(それなんだけど… 悪い知らせがあるんだけどさ…)

A : What is it? Why do you look so serious?
(何?なんでそんな真面目な顔してるの?)

B : I got involved in a car accident on my way back from work. The car is pretty banged up, and we need to use the money to cover the repairs…
(仕事の帰りに事故に遭ったんだよ。車がかなりボロボロで、そのお金を修理に当てないとならないんだ。)

A : What!? Hawaii… Our dream vacation was over now!
(何てこと!ハワイは… 私たちの夢の旅行が台無しよ!)

*「banged up」:「bang up」(衝撃を与えて~を壊す/傷つける)の過去分詞形。

【例2】

A : Tom, do you have a minute? I need to talk to you.
(トム、ちょっと時間あるかな?話があるんだ。)

B : Sure. What happened?
(もちろん。どうしたんです?)

A : I don’t want to be the bearer of bad news, but…
(言いにくい悪い知らせがあってな…)

B : Bad news? Like a pay cut?
(悪いニュースですか?給料カットとかですか?)

A : We’ve decided to let you go.
(我が社は君を解雇することに決めたよ。)

B : What!? That doesn’t make sense! I’m the top performer of the company!
(何ですって!?それは意味が分かりませんね!私はこの会社のトップパフォーマーですよ!)

A : Yes, your numbers have been impressive.
(そうだな、君の数字はとても素晴らしい。)

B : Right? I’ve been contributing to the company.
(ですよね?会社に貢献してきてるんですよ。)

A : But you need to learn it’s not just about performance. It’s about teamwork, collaboration and most importantly, respect to others to create a great work environment.
(でもな、君は会社は数値だけではないってことを学ばないといけないよ。チームワーク、協調、そして何より他者への敬意がよい労働環境作りには必要なんだ。)

B : Oh, no… Wasn’t I indispensable!?
(なんてこった… 俺は会社に必要不可欠な人間じゃなかったのか!?)

*「let someone go」:「~を解雇する」の意。

*「indispensable」:「必要不可欠な」「欠くことができない」の意。

まとめ

いかがでしたでしょうか。補足ですが、【例1】の「I hate to be the bearer of bad news, but…」は「悪い知らせを伝える人になるのは嫌なんだけど」、【例2】の「I don’t want to be the bearer of bad news, but」は「悪い知らせを伝える人になりたくないんだが」と直訳できますね。

今回は、何とも遠回しな言い方ではありますが、相手に気を遣っていることを上手に表すことが出来る便利な表現でした。

それではまた!

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