「secondhand embarrassment」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

日常英語関連

「secondhand embarrassment」の意味は?

今回は「secondhand embarrassment」という表現を紹介していきます。

まずは単語から説明していくと、「secondhand」は「中古の」「間接的な」、「embarrassment」は「恥ずかしさ」「きまり悪さ」を意味します。全体としては「間接的な恥ずかしさ」でしょうか。

さて、「間接的な恥ずかしさ」ってどういうこと?と言うと、自分がしているわけじゃないのに、誰かがした行為を見て、こちらまで恥ずかしく感じたり、
誰かが叱られて恥をかいているのを見て、こちらまできまりが悪くなるという状態です。

専門的に言うと「共感性羞恥心きょうかんせいしゅうちしん」と呼ばれるものです。日本語を聞くと、堅苦しくて使いづらい表現だと感じますが、実際、英語では日常的に使われます。

もっと自然で日常的な日本語で言うと、「見ててこっちまで恥ずかしくなるぅ」「こっちが恥ずかしくなるわ」といったところでしょうか。

早速、使い方を見ていきましょう!

「secondhand embarrassment」の使い方は?

【例1】

A : When do you feel secondhand embarrassment?
(傍から見ていてこっちが恥ずかしくなるのはどんな時?)

B : Good question. I guess.. when I see people trip over something and try to act nonchalant? Can you imagine that?
(いい質問だね。そうだね.. 人が何かにつまづいて、平然を装おうとするのを見る時かな?想像付くかい?)

A : Interesting, I can relate to that.
(面白いね、それ良くわかるよ。)

B : How about you?
(君は?)

A : Well, I feel it when somebody claps at the wrong time, and everyone else doesn’t.
(そうだな、誰かが違うタイミングで拍手して、他の人は誰もしない時だね。)

*「nonchalant」:「平然とした」「無関心な」「けろっとした」の意。

【例2】

A : Hey Jon, I heard one of your staff spilt his coffee on Big Boss.
(やあジョン、君の部下が大親分にコーヒーぶちまけたって聞いたけど。)

B : Yeah.., He wasn’t looking where he was going, and bumped into him at the corner of the hallway…
(そうなんだよ、あいつ前をよく見てなくてさ、そんで廊下の角でぶつかっちゃったのよ。)

A : And?
(そんで?)

B : He didn’t even apologize and ran away. I completely froze up with secondhand embarrassment!
(謝りもせずに逃げやがった。見てたこっちが恥ずかしくて動けなかったよ!)

*「He wasn’t looking where he was going」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「I wasn’t looking where he was going」そのまま使える便利表現!リアル英語

【例3】<ゴルフの素振り練習をしてしまう日本のビジネスマン>

A : This is something I’ve seen Japanese businessmen doing overseas so many times, and it really gives me secondhand embarrassment every time.
(これ日本のビジネスマンが海外でやってるの何度も見たことなんだけど、毎度ホントにこっちが恥ずかしくなっちゃうんだよ。)

B : Oh, what is that? I’m curious.
(えっ、何それ?興味あるなぁ。)

A : It’s shadow golfing. They love to do that, even in public! They don’t even notice everyone is giving them a strange look. Shadow golfing is a telltale sign that they are Japanese.
(ゴルフのシャドーゴルフ(素振り練習)だよ。みんなそれやるの好きで、公共でもやるからね!みんな変な目で見てるのに気が付きもしないし。シャドーゴルフしてたら明らかに日本人って分かるよ。)

B : That’s so funny! I didn’t see that coming!
(それおもろいね!そう来るとは思ってなかったわ!)

*「I didn’t see that coming」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「I didn’t see that coming」そのまま使える便利表現!リアル英語

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、ニュアンスをなるべく感じてもらえるよう、例文を3つ挙げてみました。こういう表現は知っていないと絶対に出てきませんよね。

ちなみに、例3にある例文は私の経験談から書かせて頂いております。
日本人サラリーマンに ’あるある’ なのですが、ゴルフの素振りの真似(シャドーゴルフ)をよくやってしまうんです。
外国の空港のロビーでしているのを何度も目撃しており、そのたびに、何となく同じ日本人として恥ずかしさを感じたのを覚えています。
棒状のものを持つと、自然とやりたくなってしまうんでしょうね。
(ゴルフ経験者として気持ちは分かります)

みなさんの「secondhand embarrassment」は何でしょうか?

それではまた!

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