「in one’s infancy」の意味は?
今回は「in one’s infancy」というイディオムを紹介していきます。「infancy」が「幼児」「幼年期」という意味であることを知っている方であれば、「幼年期に」を表す表現だと分かると思いますが、今回はこのイディオムが持つ比喩的な意味を見ていきたいと思います。
実はこの「in one’s infancy」は、人や動物に対してのみ使われるものではなく、物事に対しても使うことが出来ます。その物事が幼年期にあるということは、つまり自然な日本語では、
「初期の段階で」
「揺籃期で」
「まだ始まったばかりで」
のようなニュアンスで使われます。
例えば、「この市場はまだ始まったばかりだ(まだ小さい)。」や「このテクノロジーは開発の初期段階にある。」のような場面が想像できますね。
下で例文を見ていきましょう。
「in one’s infancy」の使い方は?
【例1】
We’re rapidly expanding our business domestically and internationally, but our company is still in its infancy.
(我々は国内そして海外でもビジネスを急速に拡大しているが、我が社はまだ揺籃期である。)
*「domestically」:「国内で」「家庭内で」の意。
【例2】
Although AI technology is still in its infancy, it’s already been applied in various fields.
(AIテクノロジーは未だ開発の初期段階ではあるが、既に様々な分野で応用されている。)
*「AI」:「人工知能」の意。「Artificial Intelligence」の頭字語。
*「apply」:「~を応用する」「~を利用する」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?とてもシンプルな比喩表現なので覚えやすいと思います。ワンランク上の英語を目指している方には必須の表現と言えるでしょう。
参考までに、「in one’s infancy」とは逆に、人や会社や市場などの物事が最盛期・絶頂期にあることを表したい場合には「in one’s prime」と言えます。例を挙げると、
He stepped down as CEO in his prime.
(彼は働き盛りにCEOを辞任した。)
The company was in its prime and dominated the market over 10 years ago.
(その会社は10年以上前に絶頂期にあり、市場を独占した。)
のように使えます。
余力のある方は是非こちらも押さえておいてくださいね!
それではこの辺で失礼します!
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