前回のブログで、「世界の共通語は笑顔」とぼやかせて頂いた。詳しくは前のブログを見て頂きたいが、ここでは、笑顔というbody languageが世界共通なら、身振り手振り(ジェスチャー)も世界で通用するのか?ということについて話したい。
いくつか例を挙げてみたいのだが、まず、指での数字の数え方が、国によって違うということは知っている人も多いと思う。他には親指と人差し指をくっつけて作るOKサインや、相手に手の甲を向けてピースサインをすることが、相手を侮辱している意味になってしまう国もある。
日本でも一般的な、親指を立てて「GOOD!」や「いいね!」を表すジェスチャーも、国によっては非常に屈辱的な意味に捉えられるため注意したい。
もっと厄介なのが、会話中に相手が頭を左右に揺らしているので「NO」なのかと思ったら、実は「YES」の意味であったり。
こういうことはほんの一部にすぎず、世界には様々なジェスチャーが存在する。これを踏まえると、ジェスチャーは異文化コミュニケーションにおいて万能とは言い切れないと考える。
そのジェスチャーに喜怒哀楽の表情や、声のトーン(感情)のサポートが入ることで、より正確なメッセージの伝達ができ、そこに言語が加わり、その正確性を更に高めるのである。
若干話が脱線するが、特に若い世代に多いのだが、「自分では英語は得意だと思うのだが、いざ会話するとなると、相手と意思疎通ができているか分からない」と悩む人が多い。
このような相談を受けると、私は決まってアドバイスすることがある。長くなってきたので今日はこの辺で。(次に続く)
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