「analysis paralysis」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「analysis paralysis」の意味は?

今回は「analysis paralysis」という言葉を紹介していきます。

「analysis paralysis」… 語呂もよく、何かのおまじないのように聞こえますが、実はこれは元々心理学・行動学の言葉です。今ではビジネスの世界を中心に広く使われるようになってきているのですが、日本語では、

分析麻痺

と呼ばれているものです。

「analysis」は「分析」、「paralysis」は「麻痺(状態)」という意味なので、そのままですね。

さて、「分析麻痺」とはどういう状況なのかということですが、簡単に言うと ’色々考えすぎて決断や行動に移せない状態’ のことです。

例えば、特にビジネスの世界ではスピードが本当に物を言うわけですが、完璧を求めるあまり、そして失敗を過度に恐れるあまり、早い決断ができなかったり、戦略や費用対効果、場合によっては社内政治などなど、様々な事を考えすぎてしまい、結局チャンスを逃すなんてことはよくある話だと思います。

概念が理解できたところで、下で例文を見ていきましょう!

「analysis paralysis」の使い方は?

【例1】

You have to be careful not to get stuck in an analysis paralysis. ‘Act now, think later‘ is sometimes the best policy.
(分析麻痺にハマらないよう注意しないといけないね。時として走りながら考えることが最善の策だよ。)

*「Act now, think later」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!

【例2】<考えすぎて仕事が進まない会社同僚に厳しい一言>

A : Are you still working on it?
(まだそれやってるの?)

B : Yeah, I feel like I can’t get out of this analysis paralysis.
(うん、なんか分析麻痺から抜けられない感じ。)

A : Don’t be offended, but isn’t that because you are being selfish?
(気を悪くしないでほしいんだけど、それは君は自己中すぎるからだよ。)

B : Selfish!? What are you talking about?
(自己中!?何言ってんの?)

A : You’re thinking too much about looking good and getting all the credit. Our company is doing this to contribute to the society and make our customers happy. That’s what you should be focused on.
(君はカッコつけることと手柄を自分のものにすることを考えすぎなんだよ。うちの会社は社会に貢献してお客さんに喜んでもらうためにこれをやってるんだよ。君がフォーカスすべきはそこだよ。)

B : You’re right…
(そうだね…)

*「credit」:「手柄」の意。

まとめ

いかがでしょうか?
我々の生きるインターネット時代では、ありとあらゆる情報が溢れかえっており、何かと分析麻痺に陥りやすい環境になってきているのだと思います。

世の中に完璧というものはありません。したがって ’失敗は悪’ と捉え、完璧を追求しようとすると分析麻痺に陥りやすくなります。

’これならとりあえずOK、間違ったらそこから学んで次に進む’ という柔軟な考えが分析麻痺を回避するために非常に大切だと思います。

それではこの辺で失礼します!

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